純正律に関して

もともと学生時代にも研究室の発振器を並べて音律の実験などもしていました。

チェンバロを所有するようになってから、もちろん自分で調律しますので、普段は古典調律で音楽を楽しんでます。

 ただ、いまだに世間では平均律とか純正律とかいう問題に誤解が多いようで、例えば、

  1. やっぱり平均律が万能だと思っている人
  2. バッハのあの曲集を本当に平均律の為に書かれたと思っている人
  3. 逆に純正律であればとにかく素晴らしいと信じ切ってる人
  4. もっと進んでオカルト的に純正律の信者になってる人

等々。

 そもそも、なぜ人にはメロディーが美しく感じられるのか、なぜ長三和音が綺麗に聞こえる時、耳、内耳、脳ではどういう情報処理が行われているのか、機能和声はなぜ機能するのか、といった「人間の研究」抜きに論じても意味がないのではないかと思います。(それを言い出すとそもそも音楽とは人間にとって何なのかにつながりそうですが)

 音律論とは、ピタゴラス以来の3/2を基準にした音律システムと、4:5:6の振動数の和音の響きって超きれいだよなあという長和音の響き基本のシステムの妥協点をどうとるかの問題だと思います。

 とりあえず我が家のチェンバロを使って皆さんと一緒にこの問題を考えていきたいと行動する事にしました。

手始めにまず基本の純正律に調律してその音をYoutubeにあげてみました。以下続編を作る予定です。