「変人」というくくりとはちょっと外れるが…。
私の自慢は「今世紀に入ってから寝込んだことがない」である。
息子がインフルになった時も、妻ががコロナになった時もなぜか私は大丈夫だった。
最後に風邪で寝込んだのは1999年の暮れ、宝塚に入って2作品目の公演の稽古が終盤になった頃であった。おかげで最終稽古(荒通し・本通しという)の前、数日を寝込んでしまった。この時の反省としては。
〇宝塚に引っ越して最初の冬で、ストーブに使う灯油を買うのが遅れてしまった。
〇慣れない土地、慣れない職場で生活のペースをつかみ損ねた。などあるのだが…。
お蔭様で暮れのGP・元日の初日(この日はNHKの生中継が入っていた!)までには回復し、何とかなっていました。
宝塚の指揮者ということで「今日熱があるので休みます」ということが言えない職種であるのは意識していました。(特にお芝居など演者のタイミングを熟知した人でないと公演の指揮は振れないので絶対でした)(熱で休んだりしたら下手すると公演中止になり、ひと公演あたり1千万円位会社に損失をかけてしまう。)
というわけで、健康にはスーパー気を付けていました。
その後20数年、医者に行った事はありますが(歯医者、トビヒ、水虫等)寝込んだことはありません。
多少風邪っぽい咳が出ることは時々あったが、その程度ですんでいた。
自慢話ではないし、もちろん根性論でもないのだが、自分で気を付けていることを列挙してみます。
①栄養バランスに気を付けた食生活。
毎日野菜・特にスティック野菜(葉っぱよりもグラム数を沢山とれる)を食べる(特に人参は意識して食べる)
ミューズリー(雑穀主体の鳥の餌みたいなシリアル・美味しい!)を朝に食べる(食物繊維!)
夕食に魚・野菜を意識的に多く食べる。(千葉市川に住んでいた時、魚が安いスーパーがあったのは助かった!)
②健康と相反するようだが、適度の飲酒。
ストレスをため込まない。(公演の指揮を仕事にしているとストレスはどんどんやってくる!!!)
飲むのは柑橘・レモンなどで割った自家製チューハイ系中心。(ちょっとビタミンCを意識)
➂常に体を温め気味にする。
寝具は寝汗をかいてしまうくらいでちょうどいい。
④快便
自分のリズムを意識する。快便を促す食物(自分にとってはコーヒーらしい)を適切な時間にとる。
⑤睡眠・昼寝
基本的には夜の睡眠はしっかりとる。早寝早起きは基本。
宝塚に入る前の修業時代、パン屋でバイトしていたので夜は早く寝て早起きするが身についていた。
また、昼寝を出来る時はしてしまう。宝塚の時はお芝居担当のときはショーの間、ショー担当の時はお芝居の時に控え室(楽屋)で横になっていた。眠らなくても横になって読書するだけでもかなり効果があったと思う。
またオフの日は実際に布団に横になってしまうことも。本当に疲れているときはそれなりに寝てしまう(寝汗をかくまで!)眠れないときはそれほど疲れがたまっていないのかも、それは体が教えてくれる。(のだと思う)
⑤を分析すると、「病気になって寝込む」と「病気になる手前で寝て回復する」の違いでしかないというツッコミも聞こえてきそうです。でもその違いって大きくないですか?
以上どのポイントが「寝込まない」に本当に利いているのか分析はわかりません。ただ、健康自慢の人ほど落とし穴はありますし、私もそれなりの年なので(もういくつ寝ると65!)ますます健康には気を付けないといけません。