もう半年も前のことですが、出ましたね、「ソローチンツィの市」の舞台上演の映像がYouTubeに。
ピアノスコアはだいぶ前から持っていたし、YouTubeでも音は今までにも何種類か上がっていましたが。オペラとして舞台の様子を見るのは初めてです。「禿山の一夜」部分に関しては音だけならかなり何種類も以前からあったけどね。
というわけで、ここにもその動画を貼りつけてみよう。
⇒元の動画が非公開になっているようです(2022年11月には既に非公開)。というわけで、話だけ。
と思ったら該当シーンだけYouTubeにアップされているのを発見してしまいました。これも削除になってしまうかも知れないけど一応貼っておきます。
字幕がイタリア語だし、(今度の動画では英語)全部見るのはなかなか骨だと思う。「禿山の一夜」相当部分は1:33:19位からです。
実はこの部分は「悪魔語」という設定で、歌詞の意味は分からないことになっているので安心してご覧ください。(サカナ、さかな、サーバ、鯖缶)と聞こえるところもありますが。(1:28位から)もちろん空耳アワーです。
最近のオペラ演出でよくある話だが、かなりぶっ飛んだ演出なのでこれだけ見ても⁇だと思う。もともと「変な夢を見た」という場面なのでなおさら何でもありです。
まず悪魔たちやその親玉(チェルノボーグ)が豚面の怪人だというのが驚き!しかもオペラで被り物とは、声を劇場に鳴らすにはどういう工夫をしているのか、この映像を見ただけでは不明。
ライブ映像だけあって演奏そのものは意外とアバウト。サウンドもかなりデッドで曲の印象が(スタジオ録音などと)かなり違う。これだけ聴いたひとは「やっぱりリムスキー=コルサコフのほうが良い音で鳴るなあ」と思うかも。
未完の状態で作曲家は亡くなったので、他人の手が入っているオペラではありますが、こうやって上演されるようになったのはやはり良いものです。
ムソルグスキーがこの舞台を見たらなんというだろう?