まずは一番有名なストコフスキー版。ご本人の演奏。
あまりにも有名なこの編曲ですが、もとはオーケストラの練習用に書いたもので、それが好評だったので公開演奏会にかけたといういきさつがあったそうです。だから編曲年代はフィラデルフィア時代の初期、(大正時代位)かも。
教材として書いた編曲がメジャーになってしまったというのは斎藤秀雄編曲のシャコンヌも同じ。
オーケストラ版でもうひとつ、ヘンリー・ウッド版
Conductor: Nicholas Braithwaite
London Philharmonic Orchestra
ほかにもレーデル版、オーマンディ版などあります。
吹奏楽は本当に色々な編曲がある。ここに挙げたのがメジャーだと思うけどまだまだ沢山あります。私が吹奏楽小僧だった時代に耳にする機会が多かったのはたぶんLeidzen版。最近はHunsbergerが多いのか?日本人でも手掛ける人多し。ギャルドは楽団オリジナルの編曲だと思うが編曲者不明。指揮者が自分でやってるかも。
吹奏楽ではなくて金管5重奏だけどカナディアンブラスはかなり有名。そのせいか金管アンサンブルでの演奏は割と多い。
arr. Eric Leidzen
Capital Wind Symphony
Donald Hunsberger's arrangement
conductor Mallory Thompson
The U. S. Navy Concert Band
transcribed by Capt Ryan Nowlin
"The President's Own" United States Marine Band
ギャルド・レピュブリケーヌ
指揮:フランソワ=ジュリアン・ブラン
藤田 玄播編曲
おかやま山陽高校
Canadian Brass: Amazing Brass.
変わったところで打楽器編。ティンパニはちょっと無理もあるようにも思うが、これはこれで面白い。マリンバはなかなかきれい。
Randy Max, timpani
Benjamin Powell, piano
Marimba Trio - VAN3uard Percussion
色々アレンジがありますが、ストコフスキーの影響を受けていると思われる編曲がなかなか多い。
例えば(譜面がないので替え歌で説明するけど)「♪チャラリー、鼻から牛乳」の「乳」をやけに伸ばすのなんかは絶対にそうだと思う。(元の譜面は16分音符なのです)
ここまで書いて気がついた。下の動画をプレーしたら楽譜が出てくるではないか!(でも上の文は残しておきます。)楽譜と比べるとストコフスキーがいかにリズムを自由に扱っているか(元の譜割はほとんどわからない)そしてそれを踏襲しているアレンジのいかに多いことかが実感できると思います。
ところで私の版も忘れないでね。演奏してくださる団体熱烈募集中です。