禿山 ふたたび

ピアノとコントラバスのための「禿山の一夜」(オペラ版に基づくバージョン)、別名「悪魔が来りてバスを弾く!」だいぶ出来てきました。但し、かなり弾くのが難しくなってしまった。バスパートは自分でやってみて少し間引いたりしたけど、ピアノが超ムズ。これなら大人数で分業して演奏するオケ版を作った方がまだ可能性があるかも、なんてことをつらつら考えていたら…

 いわゆる「原典版」(アバドが良くやるやつね)のスコアを見ることが出来る事に、気が付いた。私の感想。

 「これじゃあ、周りの人が演奏してくれないのも、無理ないかも」

アバド/ベルリンフィルだからカッコ良く演奏できるのであって、音符は細かくて超絶技巧だし、何が言いたいのかよくわかんないフレーズもあって、ツッコミどころ満載と言えなくもない。マーラーの狂気やストラビンスキーの革新性を経験した今の時代だから受け入れられるのであって、当時のロシアでは難しかったかも。

 これはユーチューブにあったアバドの演奏。

 

ちなみに次が私が今、種本にしているオペラ「ソローチンツの定期市」

1:15:28位から1:27までが該当場面です。

リムスキー=コルサコフ版は皆さんお持ちだろうから省略。

 オペラ版はラム/シェバリン編でオーケストレーションはどの程度本人が残したか知らないけど、多分シェバリンさんの手によるものだと思う。

 今回のバス版の構成を基に私なりのオケ版を作りたい野望も湧いてきたが、誰か演奏してくれるかな?

 ちなみにオペラ版をもとにした吹奏楽版は伊藤康英さんの編曲で世に出ています。