バッハのシャコンヌ

 昨日バッハのシャコンヌのオーケストラ編曲をミュージックベルズにアップしました。

 実は私はかなりのバッハ野郎です。バロックの専門家でも古楽演奏家でもありませんが私の音楽生活の中でいつでもバッハは重要な位置を占めていました。高校生の時に音楽の時間の発表会で教室のオルガンで弾いたのはBVW565のトッカータでした。サラリーマン時代には会社の昼休みに毎日さらえる楽器ということでブラ4のリコーダーを吹きました。

 なかでもシャコンヌは大学の卒業リサイタル(とはいっても学校の講堂で勝手に開いたものですが)でもやりました。(しかも無伴奏コントラバスで)、今でもチェンバロの調律をした後に音慣らしで弾くのはこの曲です。私の一番のお気に入り曲、テーマ曲と言って良いかもしれません。(ちなみに私のテーマソングと言った場合は”函館の~”ね)

 斎藤秀雄編曲のオーケストラ版も振ったことあります。でもその時のメンバーにも聴衆にも申し訳ないけど、私の考えるバッハと違いすぎてどう扱ってよいか困った記憶があります。ブゾーニ先生のバッハを広めた功績はもちろん分かりますが、(そう、事実上ブゾーニ編曲、斎藤秀雄オーケストレーションなのです。)古楽演奏に慣れた耳にはどうもいじりすぎ重すぎでピンとこないといえば分かっていただけるでしょうか。

 レオンハルト先生程にバッハに精通していたならば彼のチェンバロ編曲のように大胆なこともできるでしょうが、そこまでいかない私としてはハーモニー付けなども割とシンプルにしたつもりです。

 とにかく現実の音に一刻も早くしてみたいと心の底から願っています。

下は、(そう、あくまでも参考ですが)Finaleソフトによる音源です。