「トッカータ・アダージョとフーガ」BWV564 合奏協奏曲版

「トッカータ、アダージョとフーガ」BWV564をブランデンブルク協奏曲を意識した合奏協奏曲風にまとめてみました。

 有名なアダージョは本来はこのような響きを想定して作られた曲である可能性があると思います。

 舞台が密にならない編成なのでは今の状況にあっていると思います。



 この曲はもともと有名な曲なので、私もLP時代からレコードを、アダージョ部分のコントラバス独奏用編曲の楽譜も学生時代から持っていました。

 なのでバッハのオルガン曲に取り組んでいて、次はこの曲だとオーケストラ編曲を始めました。しかし前半の延々足鍵盤の部分の処理など、なかなか苦戦して煮詰まっていたのです。

 ある日ひらめいたのです。「ひょっとしてブランデンブルク協奏曲風になるのではなかろうか?構成も協奏曲風だし」それで「ソロ楽器はどうしよう、4声部組むには…。」などいろいろかんがえて、リコーダー・オーボエ・ヴァイオリン・チェロに決めたらあとは楽でした。音域をソロ楽器に合わせて融通を利かせていますが、それほど違和感は無いと思います。

 それで室内版を先に完成させました。

 フルオケ版も完成しています。オルガンの巨大なパワーのイメージにはフルオケの方が合っているとは思いますが、アダージョ部分はこの版の方がそれらしいかも。どちらも気に入っています。

 

ブログにもいろいろ書きました